- 浜岡原発2号機で原子炉解体始まる 国内初の作業、「大廃炉時代」へ
中部電力浜岡原発1、2号機(静岡県)の廃炉作業では、約45万トンの金属やコンクリートの廃棄物が生じる。このうち約2万トンを占めるのが「低レベル放射性廃棄物」だ。
低レベル放射性廃棄物は、汚染レベルが高い順に、制御棒などを含む「L1」、原子炉圧力容器の一部などの「L2」、周辺配管などの「L3」と分けられ、各レベルごとに地中に埋めて処分する。埋設後も数百年の監視が必要だ。中部電によると1、2号機分の処分先は現時点で未定。これまでの解体作業で生じたものは、建屋内で保管している。
1996年に日本で唯一の廃炉を完了した日本原子力研究開発機構の小型研究炉「JPDR」(茨城県)では、約3770トンの低レベル放射性廃棄物が発生。今も原子力機構の施設内で管理しているという。
国内には57基(建設中を除…